もう1月も残りわずかとなりました
月日の経つのは本当に早いものですね
今年は例年になく温かい冬ですので、1月であることを忘れてしまうほどです
さて今回は袋帯からいろいろな小物にリメイクした実例をご紹介いたします
こちらの袋帯はお客様の成人式に使用された思い出の物だそうです
共働きのご両親の代わりに育てて下さったお祖母様が、成人式に作ってくださった想いのいっぱい詰まった袋帯・・・
ピンクや金、紫色の扇面に雲取りという古典柄の繊細な柄ゆきです
細い色糸がたくさん使ってある豪華な袋帯ですが、この先、この帯を使う機会がないということで、思い切ってリメイクすることになりました
まずはバッグです
持ち手も共布で作ることは可能でしたが、帯地の持ち手では汚れが付きやすいので合皮の持ち手にされました
次に草履です
台はピンク色の小判タイプで、鼻緒に帯地を使いました
帯地の鼻緒は、糸がほつれて仕上がりが悪く、長く履くと表面が毛羽だって来る難点があります
最初、加工屋さんも「やれません」と言ってみえたのを無理を言って加工していただきました
バッグとお揃いで使うと素敵ですね
こちらは娘さんに使っていただく予定だそうです
お孫さんの入卒式に活躍することでしょう
さらに生地に余裕がありましたので念珠入れを3個作りました
最後に残りの生地を使って卒業式用の髪飾りを作りました
こちらは、まん中の花が取り外し可能で、帯に飾ったり、袴の結び目に使ったりすることもできます
学生の娘さんの卒業式にこの3月早速活躍しそうです
今回のリメイクは1本の帯から4種類の小物に変化した実例です
皆さんも思い出のお着物や帯を、全く違った小物に変化させてはいかがでしょうか?
いつでもご相談に乗らせていただきます
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