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着物地から帯への加工
これまで着物地や帯地からバッグへ加工した例を紹介しました。
今回は、着物地から帯へ加工した例をご紹介します。



お客様のお母様がよく着ていらっしゃった思い出の着物・・・
でも裄も身丈も短く直すことができない着物・・・
これを2枚使って表裏どちらも使える袋名古屋帯を作りました。




落ち着いた紬やおしゃれな小紋にぴったりの素敵な帯が出来上がりました。
両面使えるのでおしゃれの幅も広がりますね。




また、年を重ねると体型も変わるものですよね。
お太鼓柄の名古屋帯は、太ってしまうとなかなか良い位置にお太鼓が来ないものです。
それを補うために、見えない位置に生地を足して長くすると、
楽にお太鼓が結べるようになります。

これは総柄の名古屋帯ですが、短いので生地(白い部分)を足したところです。




今あるものを大事に使って、生かしていきたいものですね。
お仕立て直し等の加工については、お気軽にお尋ねください。






| きもの | 17:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
初市を終えて
 1月30日(土)31日(日)の初市が先日、無事に終わりました。
たくさんのお客さまに足をお運びいただき、誠にありがとうございました。

ご来店のお客さまのグループの中には、着物姿でいらしてお店に花を添えてくださった方々もいます。
みなさんご自分にあった素敵な装いの方ばかりでした。





男物の着物を女物の羽織に仕立て直して個性的に着こなしていらっしゃたり、
絞りの着物や、紬の着物を名古屋帯に仕立て直して締めていらっしゃったりと、
他にないオリジナルなおしゃれを楽しんでみえるようでした。
     
コーディネートを紹介させて頂きます。



紬(大島)の着物に、名古屋帯は塩沢系の絣単衣着物からリメイクされたものを合わせて。
着物と帯の色合わせ、シボ高の素材感がいいですね。
帯揚げはワイン系色の絞りで、着物や帯に入る赤になじんでいます。
そして帯留めと、白黒市松の帯〆がいいアクセントになっていました。





源氏車柄の大島紬に、絞りの着物からリメイクした名古屋帯を合わせて。
全体をモノトーンにまとめ、黒に映える濃い赤系の色を、帯揚げと帯留めに使われています。また、絞りの帯の頭の色も赤紫です。
帯〆は黒でスッキリまとめて。




紬系の生地に染の小紋と、名古屋帯は汕頭(スワトウ)刺繍の紬地をあわせて。
着物のジャワ調更紗の丸文様と、帯の図案の統一感は、着物と帯の同系の色相にも反映されて、落ち着いて感じられます。
帯〆と帯揚げも同系色の濃い色でまとめて。




着物は紬の付下げ(絞り柄)、羽織は男物大島の着物を仕立変えて、帯は半幅帯で。
着物と羽織の生地や色合いが良く似ていて、アンサンブルに見えるほど。
帯地色の濃い目の鉄グリーンと、柄の朱赤で、色味を出されています。羽織紐の黄色がポイント
地味にして粋なおしゃれを・・・コンセプトを感じますね。


この初市でお客さま同士が着物を通して、お知り合いになったりすることもあります。
商品販売を通して、弊店とお客さまがつながるだけでなく、着物好きの方々の交流の場として、展示会があるのはすばらしいですね。






| きもの | 22:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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